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日本の風景、父と子

「隆志!」

父親が小学6年生の息子をしかる。

「道に、アイスクリームの袋を捨てるなと前にも注意しただろ。何度言えばわかるんだ!」

隆志は下をむいたまま何も言わない。父親は呆れた様子で最後の一呑みを肺ににいれて、人通りも多いなか、鼻から白い二本の線を吐きだした。

「誰が拾うんだ?」

隆志はそれを聞くと、袋を拾いポケットの中に潰しいれた。父の手から落ちた火のついた煙草は、最後の一しぼりとばかりに、白い煙を出し、大きな靴に踏み潰されると窒息したように煙を吐くのをやめた。

父は息子の柔らかい髪をなでながら、「帰るぞ」と優しく言った。

隆志は、一度振り返り、潰れた煙草探した。たくさんの吸い殻の中から、父親が捨てた吸い殻を探すのは不可能だった。

「お父さんは、煙草を拾わなくていいの?」

「。。。」

。。。つづき


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COPD慢性閉塞性肺疾患 (よくわかる最新医学) (単行本) [編集]

木田 厚瑞 (著) 


内容紹介
タバコの害というと、まず肺がんがあげられますが、実は患者数で最も多いのがCOPD、慢性閉塞性肺疾患です。現在、日本で診断されている患者数は20数万人ですが、推定の患者数は五百万人とも七百万人ともいわれており、年間死亡者数は1万4千人余りで死因第10位ですが、年々増加傾向にあり、世界では2020年には死因第3位になると予測されています。最初はせきやたんや息切れで始まって、ゆっくり進むので見過ごされがちで、重症化して初めて診断・治療の対象になることが多いため、常時酸素吸入が必要になったり、寝たきりになったりする怖い病気です。ただ早く発見してきちんと治療すれば、進行を止めることができ、脳卒中・肺炎・心臓病といった合併症も予防できます。本書は、早期発見を可能にするチェックリストや肺年齢の測定、治療の第1歩である禁煙、新しい気管支拡張薬、呼吸リハビリテーション、日常生活の心得など、必要な情報を満載。 

内容(「BOOK」データベースより)
タバコ病で死なないために。潜在患者数500万人以上ともいわれる21世紀の生活習慣病。最新の検査法・治療法と療養のコツで寝たきり防止。病気の悪化を防ぎ、肺の機能を回復させる禁煙のすすめ。 

歩き煙草止めてください。

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